こねこのチー

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2017.08.30

”今日はどこに行こうかな?”Perfume『ねぇ』オリジナルダンスを1,000人と踊った チーのパリでの小さな旅

パリ エッフェル塔の前でポーズをとるチー

ご存知の方も多いと思いますが、チーの原作マンガ『チーズスイートホーム』では山田家とともに東京からパリに引っ越すチーが描かれています。
ですので、チーにとってパリはもう一つの本拠地です。 
さて、そんなパリシャトン(子猫)のチーがお気に入りのパリはいったいどこなのでしょうか?パリに行ったことがある人もない人も、是非チーの子猫視点でパリをお楽しみください。

パリのお友達とモンマルトル散歩

パリの人気パン屋さんでお買い物

チーの好物はミウク(ミルク)であることは多くの方がご存知だと思うのですが、もうひとつ、好物があるのをご存知でしょうか?
それは、バゲット、そうフランスパンです。アニメ「こねこのチー」のエピソード2「チ―、止められる」回でも大きなバゲットをチーひとり(一匹)で食べてしまいヨウヘイとお母さんがあきれてしまうシーンがありますが、おいしいからついついたくさん食べて、ポンポンらーになってしまうのがバゲットなのです。そんなチーが行きつけのパリで1位 (2010年、2015年)のバゲット屋さんが『Le Grenier à pain』。美味しいからバターやジャムがなくてもそのままもぐもぐポンポンらーになれるようです。

 


パリ西部にあるシトロエン公園にある気球はなんと一般の人も乗ることができる。チーも特別に許可をもらって乗せてもらうことに。

セーヌ川もエッフェル塔も全部一望できる。
気球から眺めるパリの絶景はなんて贅沢なんでしょう!

チーは「クロいの」や「コッチ」と公園で遊ぶのが大好き。パリでも公園に行くのが大好きです。今回は気球に乗せてくれる公園があったので遊びに行きました。「いつもお散歩しているパリを空の上から眺めるとどうなんだろう?」好奇心旺盛なチーらしく気球が見つかると一目散に駆け寄り、早速空の散歩を楽みました。
上空150メートルまでフワフワあがるこねこのチー!いままで猫が気球に乗ったことはあるのでしょうか?一緒に気球に乗り込んだみんなも大はしゃぎ。小さなお友だちはチーとの気球散歩が嬉しくてずっとチーの横から離れませんでした。セーヌ川、エッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ通り、ルーブル美術館、モンマルトルの丘にそびえるサクレクール寺院。歩いて楽しむのとはまた別のパリの楽しみを発見しました。

橋の多いパリの中でも一番優美と言われている橋「アレクサンドル3世橋」を散歩するチー。
パリは空からも、地上からも楽しめる街。

パリは歴史的建造物や美術館、そしてセーヌ川ほとりやリュクセンブール公園など散歩してまわるだけでワクワクする場所が多いです。でも歩き過ぎてちょっと疲れちゃった時には一休みできる素敵なお店がたくさんあります。個性的なカフェが街のいたるところにあって、テラスでミルクを片手に街を眺めるのも楽しいです。チーもちょっと休憩。だって道を歩けば小さい子からお年寄りまで「チーだ!」「チー一緒に写真撮ろう!」と駆け寄ってきてくれます。すっごくうれしいけどちょっとだけ、たまにはほっと一息つくのがパリ・シャトン流。もちろん注文するのはひえひえのミウク(ミルク)です。フランス語ではミルクのことを「レ」(そう、カフェ・オ・レの”レ”!!)というのですが、チーもうまく頼めたかな?

パリのカフェで休憩するチー。

『こねこのチー』の原作マンガ『チーズスイートホーム』(作者:こなみかなた 出版社︰講談社)はフランスでは2012年から5年連続で子供向けマンガの売上1位となり、マンガ全体でも2012年から4年連続でフランスのトップ10入りを果たしています。つまり、チーはフランスでは日本文化を代表する子猫なんです!日仏の文化の架け橋としても「チ―、がんばう!」と宣言してフランスに戻ったチーはフランス人に愛される日本文化もしっかり学んでいます。葛飾北斎の浮世絵から仏像まで展示されるパリ『ギメ東洋美術館』のショップではチーのマンガも売っているんですよ。すごいですよね。

葛飾北斎の浮世絵に感動するチー。

ギメ東洋美術館でポーズをとるこねこのチー

チーのパリ凱旋は「フランスの子どもたちに笑顔を届けること」が大事な目的のひとつ。フランス最大級の日本文化の祭典「Japan Expo 2017」やパリの老舗デパート「LE BHV MARAIS」で子どもたちにサイン会やダンスパフォーマンスを披露するのもチーの大事な役割。みんなにチーのダンスを楽しんでもらえるよう取材撮影やイベントの合間をぬってアパルトマンでパリのダンサーたちと一緒にPerfume『ねぇ』にあわせて猛練習しました。

チーのダンスで多くのフランスの子どもたちを笑顔にしたい、と練習に励むチー。

ダンスレッスンも無事に終了したら再び街に出て、長い夏のパリの夕暮れを楽しむ時間。7月のパリは夜10時くらいまで空が明るいんです。
パリの各所を一気に見られる方法としてチーがおすすめするのは船でのセーヌ川下りです。セーヌ川にはたくさんの船が行き来しています。ゆったり停泊して友だちと語り合うレストランのような船もあれば、チーが乗ったようなエッフェル塔からナポレオンが眠るアンバリッド、ルーブル美術館やノートルダム寺院を一気に眺めることができる観光船もあります。セーヌ川は河岸を散歩するのも楽しいですが、セーヌ川から眺めるパリもとても美しいのでお時間ある際には船からパリを楽しむのもおすすめです。

セーヌ川観光船でパリを満喫するチー。

さて、以上でチーのパリの小さな旅のお話は終了です。いかがだったでしょうか?
たくさんお気に入りをご紹介しましたが、実はチーが一番大好きなパリは、街で歩く旅に「チー!」と声を掛けてくれるパリの人々の笑顔。この笑顔にあうためにまたチーはパリに戻ります。もしかしたら来年のJapan Expoでまたチーにあえるかもしれません。ぜひパリで、チーを探して下さい。

 パリ凱旋を凱旋門の前で喜ぶチー。

 

関連情報:
チーのパリ散歩の様子はAmazon Primeやチー公式サイトでも動画で確認可能です。ぜひこちらもお楽しみくださいませ。

・Amazon Prime「『こねこのチー ポンポンらー大冒険』シリーズ1,エピソード45. レッスンの思い出・後編」
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01LY0VSI9

・チー公式サイト動画
http://chissweethome.com/

PHOTO:KATSU TANAKA
TEXT:MARIKO NISHIMURA(HEART CATCH)